榊原 魁 (KAI SAKAKIBARA)

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Photo ©Keiichi Nitta 

 

#KaiFight77 – Update #4

Day 64 – Easter Sunday 

魁にとって、今日までの9週間は、とてつもなく不安定で難しい、非常にタフな期間でした。しかし、闘い続けたことで、着実によい方へ進展しています。私たちは魁が個人的な仲間達やSNSを通じてサポートをしてくれた方々へ永遠に感謝します。難しい局面で、非常に大きな励ましになりました。

私たちは家族として魁にフォーカスしていましたが、私たちと同じように魁を想い、気にかけてくれた方々がいかに多かったか気付きました。魁の状態のアップデートは、魁の状態が不安定だった為、曖昧な表現になってしまう箇所もあり大変でした。しかしながら、魁自身がSNS上で常にオープンかつ正直であり、例え難しい状況でもあっても常にその姿勢だったので、私たちも魁の姿勢を見習い、アップデートもオープンかつ正直であるよう努めました。それが皆さんにとって、魁の状況をより理解してもらえると思った為です。

2週間前に魁の状態をアップデートしてから、多くのことがありました。よいニュースがあった一方で、魁の怪我の重大さも徐々にわかってきました。

最初のよいニュースは魁の手術が全て終わったことです。頭に傷跡がありますが、髪が戻れば隠れるでしょう。コロナウィルスの影響で手術に影響が出る前に、全て終了できたのはラッキーでした。

更にエキサイティングなニュースは、魁が8週間の入院生活の後、遂にキャンベラの病院からリバプールにあるBIRU(脳損傷のリハビリテーション病棟)に移ることが出来たことです。転院は次の4点の理由からよかったと言えます。①医学的にみて、退院可能な状態になった為。②リハビリを始められる状態になった為 ③実家に近くなった為 ④BIRU (脳損傷のリハビリテーション病棟)は、コロナウィルスのパンデミックから身を守る上で、最も安全な場所な為。

魁がBIRUに到着した10日前、魁は質問に対して、YesとNoが書かれた紙を指さして返答することが出来るようになりました。それから、魁は多少会話が出来るようになり、紙は必要なくなりました。大きな進歩です。簡単な質問には答えられますが、それでも非常にまごついてしまいます。転倒のクラッシュにより、脳の言語中枢の中で言語を発する役割の部分に衝撃が加わった為、魁は単語がごちゃごちゃになったり、意味がはっきりしなくなってしまいます。話したいことが思ったように言葉が出てこない為、魁はフラストレーションを感じています。時にはいらいらしたり、時には辛抱強く、笑って続けるように努めています。

魁は毎日スマホを持ってSNSをチェックしています。「いいね」を押したり、友人にメッセージを送るのを試みたりしていますが、文章はめちゃめちゃになってしまっています。ですので、もし魁からメッセージを受け取っても、彼のSNSがハッキングされているわけではないので安心してください。友人に連絡を取ろうとしているだけですので、返信してあげてください。ただし、今は意味が通じる文章はあまり期待しないでください。

魁は意識を失った状態から脱してきており、彼とコミュニケーションを取れ始めていることに大変興奮しています。ただし、状態の改善と同時に、彼の怪我の深刻さもどんどん明らかになってきました。ドクター曰く、魁は左脳に「外傷性脳障害」を負っており、右半身の動きと、言語を発する機能に深刻な影響があるとのことです。また一生、何かしらの障害が残るとも言われました。

リハビリがスタートし、理学療法、作業療法、言語障害治療など様々な種類の治療を受けることで、しっかりと改善がみられています。全てとても疲れるものです。午前中の1時間の理学療法によって、魁はその日中疲れ切ってしまいます。ご存知の通り、魁は常に100%で望むからです。来週の火曜日に、由紀と爽と私の3人でセラピストの方々とミーティングを行い、向こう4週間の魁の目標を設定する予定です。計画的なリハビリプログラムをスタート出来ることは素晴らしく、魁のリハビリをサポートできることが楽しみです。

コロナウィルスは魁の状況に更なる困難をもたらしています。コロナウィルスには細心の注意を払う必要がありますが、幸運なことに、安全なリバプールのBIRU(脳損傷のリハビリテーション病棟)にいることが出来ています。家族でも一度に面会できるのは一人と決まっている為、交代で毎日我々の一人が会いに行っています。大抵は、朝の10時から夕食が終わる夜の6:30まで一日中一緒に過ごします。理想としては魁が他の人達とも、もっと交流が出来ればいいので、何かいい方法を考えようと思っています。

魁のリハビリは長い道のりですので、これからも魁の状況を引き続きフォローして頂き、気にかけて頂けると幸いです。皆様のご支援に感謝致します。

“One day at a time, one moment at a time. Let’s go.”

一日一日を着実に。一瞬一瞬を着実に。突っ走っていきます!

 

敬具

マーティン、由紀、爽

 

 

榊原魁へのご支援誠にありがとうございます。
榊原魁の状況に関してご家族からの公式発表がありましたので、下記に記載させて頂きます。

【Day 42】
魁のクラッシュからちょうど7週間。私達は、魁が僅かではあるものの改善してきていることを伝えることが出来てほっとしている気持ちです。
魁は人工呼吸器を外して、独力で呼吸が出来る状態になりました。その結果、ICUから高度治療室に移ることが出来ました。ICUに居た時は、看護師の方の24時間体制での監視下のもと、重篤な状態を脱する為の最善のケアを受けることが出来ました。ICUに運ばれる人の多くは1週間以内に出ることが一般的ですが、魁が非常に長くICUに居たことは、彼の怪我の深刻さを物語っています。

私達はキャンベラ病院のICUのケアとプロフェッショナリズムの高さに非常に驚きました。ドクターや看護師の方々の重症患者の対応に関する素晴らしいスキル、サポート体制、本物の能力が無ければ、今日、魁はここにいられなかったことでしょう。

ここ数週間の間、魁が勝利したことが他にもあります。①魁は体を動かさないように非常に強い鎮静状態にありました。強力な薬が魁の身体の機能を止めていたのです。②魁の身体に繋いでいた心臓モニター、血圧モニター、人工呼吸器、脳圧モニターなどの機器類は全て外すことが出来ました。 ③魁は目を開けて、辺りを見回すことが出来ています。

脳神経外科医の先生によると、魁は昏睡状態から目覚める長い道のりのスタートを切った状態とのことです。一般的に昏睡状態から目覚める際、睡眠から目覚めるようなものではなく、長い時間をかけて、時には数か月のスパンで徐々に意識を取り戻していくとのことです。魁は回復過程のスタート時点ですが、ドクターたちは魁の現時点での回復状態には満足しているようです。ただ症例は全て異なるため、未来は予想出来ないということも同時に自覚させられています。

【ファンドレイズに関する御礼】
素晴らしい仲間達が集まって魁の為にオンラインでのファンドを立ち上げてくれました。世界中のライダー達がジャージやBMX、ナンバープレートなどのグッズを用いたオークションを行ってくれて、数週間の間で45,000オーストラリアドルを超える寄付が寄せられました。本当に驚いていますし、関わってくれた全ての方々に感謝しています。
また古くからの友人がファンドレイズのイベントを開催してくれて多くの方々が参加してくれました。オーストラリア国内のレースではチャリティーレースも開催して頂いたり、#Kaifight77のステッカーやTシャツなどの販売をレース会場で行ってくれています。イギリスでも国内シリーズ戦の会場で若いライダー達がチャリティーグッズを販売してくれたことも聞いています。

世界中の仲間達からのサポートによって私たちは強くポジティブにいられることが出来ています。本当に感謝しています。

【Spotify playlists】
オーストラリア、イギリス、フランス、イタリア、そして日本の多くの方々が魁の為の素晴らしいプレイリストを作ってくれました。魁は本当に音楽が好きなので、皆さんのプレイリストをコンスタントに流しています。是非、「#Kaifigt77- 皆さんのお名前」をつけてアップしてくれると嬉しいです。魁のプレイリストを聞かれていない方がいたら是非チェックしてみてください。素晴らしい選曲ばかりですよ。

【榊原家に関して】
私たちはまだ病院から徒歩10分ほどのAirBnBに泊まっています。渋滞や駐車場のことを気にすることもなく、日に2,3回魁に会いにいっています。爽はオリンピックに向けてトレーニングに集中している状況です。東京オリンピックまで4か月、爽は最大限にトレーニングを行っていくという自身の決意は、魁にとっても最善の選択であると理解しています。マーティンと由紀も忙しくあるよう努めていますので、何かあればご連絡ください。

時には答えづらい質問をうけることがあります。全ての親は子供達のことを出来る限り助けたいと思っていますが、今回のケースでは私たちが出来ることは限られています。これは魁の戦いで、勝利出来るかは魁にかかっています。魁の容態や回復過程がどうなるかわからないことへの不安と日々向き合っています。.

ポジティブにいる為に、私たちは得ることが出来たものと、失わなかったものにフォーカスするよう努めています。魁の夢であった東京オリンピック出場まであと少しのところまで来ていたという事実は考え過ぎないようにしています。代わりに、7週間前に私たちは魁を失っていたかもしれないところから、今日の状況まで回復できたとう事実を考えています。日々、僅かな改善ではあるものの、42日前と比べると大きな改善であることに感謝するようにしています。

【Next steps】
魁にとっては毎日が違った日になります。いい日もありますが、あまり良くない日もあります。
それでも魁は戦い続けないといけません。
2020年1月1日に魁は下記の投稿をインスタグラムにアップしました。

「どこまで行けるのか。どこまで行くのか。東京五輪に向けて引き続き突っ走って行きます!」

今年がどれだけ重要な年になるかこの時点ではわかっていませんでした。新たに設定された目標に対して、自分自身を再度認識しないといけません。魁はもちろん私たちも。

One day at a time, one moment at a time. Let’s go.

一日一日を着実に。一瞬一瞬を着実に。突っ走っていきます!

敬具

マーティン、由紀、爽

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榊原魁へのファンドレイジングである「Road 2 Recovery」で日本語版ページも作成して頂いております。
ご支援頂けましたら幸いです。
https://road2recovery.com/

ファーストトラック株式会社
代表取締役 社長
塚田邦晴

※「Road 2 Recovery」とは
2000年にアメリカで設立されたNPO団体。AMA(アメリカモーターサイクル協会)が主催するモトクロス大会に出場するライダーやアクションスポーツのアスリートが選手生命を終わらせる大怪我を負った際に、経済的な支援、また精神面での様々なサポートをアスリートやその家族に対して行っている。「Road to Recovery」はアメリカ合衆国の内国歳入法(USC 26)第501条C項の規定で、501(c)(3) — 「宗教」、「教育」、「慈善」、「科学」、「文学」、「公共の安全のための検査」、「アマチュアスポーツ競技の振興」、「子供または動物に対する虐待の防止」のいずれかを目的とした団体—に定められている。

 

榊原魁への温かい応援のメッセージ誠にありがとうございます。
榊原魁の状況に関してご家族からの公式発表がありましたので、下記に記載させて頂きます。

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今日で23日目。

魁は依然として集中治療室で24時間の監視及びサポート下にある状況です。数週間前、ドクターは魁が助かるか確信がない状況でしたが、魁は一生懸命戦い、今ではドクターも彼の生還を楽観視している状況にまでなりました。

魁はまだ目を覚ましていない為、ドクターもまだ彼の怪我がどの程度かを診断できない状況です。魁が頭を強く打った為、リハビリには何か月もかかると言われています。ただ、魁は若く、フィジカルも強い為、リハビリにはプラスになるとも言っています。
現在魁は多くの医療機器に繋がれている状態です。点滴で栄養を補給されながら、人口呼吸器を装着しています。看護士の方は24時間体制で面倒をみてくれています。当面の目標は、少しでも早く人工呼吸器を外し、集中治療室から出て、次のプロセスに進むことです。

私たちは今、魁のいる病院から歩いて10分位のところにあるAirBnBに泊まり、1日に3,4回病院に通っています。毎週月曜日の12時に脳神経外科の先生、ICUスペシャリスト、看護師、ソーシャルワーカーの方々とミーティングを行い、様々な質問をぶつけていますが、まだ彼らも答えを持っていない状況です。経過に関する見通しを述べるには依然として早い段階とのことです。魁の経過は日々本当に少しづつ少しづつ進んでいます。長い時間を要するでしょうし、どのような状況になるかはわかりませんが、今は辛抱強く耐えることが重要になっています。

先日、音楽をかけて魁に聞かせるのがいいと聞いたので、魁の携帯をスピーカーにつないで音楽をかけることにしました。魁は幅広い分野の音楽が好きですが、その中でも特にラップが好きです。歌詞の中には過激な言葉が使われいてたりする場合もありますが、看護師さんも魁のプレイリストを気に入ってくれています。もし皆さんも魁の為にSpotifyで#Kaifight77のタイトルをつけたプレイリストを作成してくれたら、魁に聞かせられるので嬉しいです。

私たちはポジティブにいるように努め、日々起こることに向き合っています。皆さんからのサポートやお祈りのメセージは本当に驚くほど素晴らしくて、とても励みになっています。多くのメッセージボード、メッセージ入りの横断幕、#Kaifight77 のステッカーを貼ったヘルメット、魁の写真のFacebookへの投稿など拝見させてもらっています。オーストラリア国内、そして世界中で、こんなにも多くの方々が魁を心配してくれていることを知り、感謝の気持ちで一杯です。

ソーシャルメディアを通して、魁の為のファンドレイジングに関する素晴らしいストーリーを知りました。本当にありがとうございます。今後、長いリハビリ生活が待ち受ける魁にとってファンドでのご支援は大変力になります。また、私たちは「Road 2 Recovery」 https://road2recovery.com/というモトクロスやアクションスポーツで大怪我を負ったアスリートを支援するNPO団体と提携します。このNPOはSam Willoughby(BMXライダーで元オーストラリア代表、ロンドン五輪銀メダリスト)が数年前に大怪我をした際の支援もしている団体です。R2Rからのリリースも発表されています。

魁のインスタグラムの投稿を見返していたら、2019年10月11日の投稿に今の彼にも通じる貴重なメッセージがあるのに気付きました。

「皆さん変わらぬサポートありがとうございます!僕たちは前進し続けます!」

マーティン、由紀、爽
#Kaifight77

 

このファンドレイジングは、BMXレースオリンピックオーストラリア代表選手候補として期待されていた榊原魁をサポートするために開設されました。魁は、2月8日土曜日にオーストラリア、バサーストで行われたUCI BMX Supercross World Cupでレース中に転倒し、大怪我を負いました。

23歳の魁は、翌日日曜日にキャンベラ病院において脳圧を軽減する手術を受け、昏睡状態となっていました。当時ドクターは魁が助かるか確信が持てない状況でしたが、魁は懸命に戦い、今ではドクターも彼の生還を楽観視できる状態にまでなりました。

今後、魁を待ち受ける道のりは長く険しいものになると思いますが、これから日々起こる全てのことを前向きに捉えるよう努めてまいります。現時点では魁に対して多くのことが出来る状況ではありませんが、魁には皆さんからのサポートとポジティブなエネルギーが必要となります。

長期にわたる集中治療室での治療や、今後のリハビリテーションに家族にかかる経済的な負担は大きなものとなることが予想されます。そこでRoad to Recovery Foundationは、これらの医療費をアシストするためファンドレイジングを開設しました。もし可能なら、この魁のページからの募金をお願いしています。

魁の近況が発表され次第、R2Rでもアップデートを掲載します。後で魁が読むことができるよう、どうぞポジティブなメッセージをお願いします。魁と家族は、皆様のサポートを心より感謝しています。

Road to Recoveryはアメリカ合衆国の内国歳入法(USC 26)第501条C項の規定で、AMA(アメリカモーターサイクル協会)が主催するモトクロス大会に出場するライダーやアクションスポーツのアスリートが選手生命を終わらせるような大怪我を負った際に、経済的な支援、また精神面での様々なサポートをアスリートやその家族に対して行っています。皆様のサポートに感謝いたします。

 

 

Comments 5

  1. 以前日本で放送されていたテレビ番組により榊原選手の活躍を知りました。
    私自身もラクロスを大学で4年間やっていてスポーツでのケガや事故ということは身近にあったし、私自身の年齢が22歳と近いこともあり、勝手に親近感が湧いてしまいました。
    遠い地からではありますが、本当に応援しています!
    #kaifight77

  2. かい!
    日本でかいの現状を知ったけど、どんな状況でもかいは強いことを知ってるよ
    今までもこれからもずっと応援してる
    日本に来たらまた美味しいご飯でも食べよう!

  3. 24時間テレビで魁のことを知りました。とても努力家で一生懸命な姿に感動しました。自転車に乗る魁の姿が見れることを楽しみに待っています。頑張ってください!!!!

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